アレルギー科

アレルギー科で行っている診療

現代社会において、アレルギー疾患の患者さまは、年々増加しています。原因は生活環境の変化やストレスの増大など様々です。根本的な要因を掴むのは容易ではありませんが、当院では一人ひとりの状況に応じて、生活改善のアドバイスも含めた治療を提供いたします。
鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、食物アレルギーなどでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

主な疾患

気管支喘息

気管支に慢性的な炎症が起こることで、気管支が狭くなってしまい、十分な空気が肺に通らなくなる疾患です。常に炎症が起きている状態なので、気管支が狭くなったり、痰が出るようになったりして、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸音と咳の発作を繰り返します。
炎症がある限りは、常に発作が起こるリスクがあります。ただし、炎症が長期間続いた場合は、気管支自体が硬くなる「リモデリング」といった状態になります。一度リモデリングになると、治療が難しく、長期的な経過観察が必要です。

悪化要因の例
  • 風邪などの感染症 
  • ダニやペットの毛など(吸入タイプのアレルゲン) 
  • 天候や大気汚染
  • 受動喫煙  
  • 激しい運動 
  • カビ 
  • ストレス  など

アレルギー性鼻炎

年々、お子さまの発症時期が早まっていると言われているアレルギー性鼻炎ですが、そのメカニズムは、鼻の粘膜に異物が入った際、鼻水、鼻づまり、くしゃみといった排除反応が過剰に起こるというものです。
かぜの初期症状と似ているので、病院に来院して初めてアレルギー性鼻炎と判明することもあります。かぜの原因がウイルスであるのに対し、アレルギー性鼻炎はハウスダストやカビなどです。そのため、発症を抑えるには、室内のホコリ、エアコンのカビ、ペットの毛などのアレルギー因子を取り除くことが重要になってきます。その他にも、ストレスや疲れ、暴飲暴食なども免疫機能に影響を与え、アレルギー性鼻炎を重症化させると言われています。

花粉症について

スギやヒノキ、シラカバなどの花粉が原因で生じるアレルギー症状を「花粉症」と呼びます。現在、日本人のおよそ4人に1人が何らかの花粉に罹患しており、いわば国民病とも呼ばれる疾患です。
代表的なのが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状です。ほかにも微熱、全身倦怠感や頭痛、集中力の欠如などを生じることがあります。
もしも、「花粉症かもしれない」と思った場合は、お気軽に当院までご相談ください。症状をもとに、花粉症かどうかを分析し、原因を探っていきます。その上で様々な処方薬も出ているので、一人ひとりの体質に合わせたものを選んでいきます。